親類の法事で、近所にあるセレモニーホールを訪問しました。
実はこの建物は安藤忠雄氏の設計で、安藤建築としてはかなりマイナーな建物であります。
でもやっぱり安藤建築は見る人に感動を与える建物だなと、冷静につくづく感じました。
大胆さ、シンプルさ、わかりやすさ、大きさ、緊張感。
これらを表現するために、実は見えないところで多々工夫配慮がされているのだと思われる。
設計をしているとどうしても細々必要なものが出てくるのですが、それらの気配を感じさせず、すっきり納めていくにはそれなりの時間労力を費やさないと処理できなく、それらを当然のようにこなしてこそ、安藤建築がうまれてくるのだと思います。
でも緊張感を与える建築って、なかなかないなぁと。
今日コンクリート打ちっ放しの壁を見ていて、確かに緊張感を感じた次第で。
くつろぎの空間ではないが、他では味わえない、緊張した空間に身を置きたい時もあるでしょう。
確かに、安藤建築でしか味わえない、感じ得ないものがある。
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by kajinoryuji
| 2018-11-04 00:26
| 建築と見学 岡山
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