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廃墟の美学/建築解体/歴史の記録/岡山
丸菱の事務所から100m程行ったところに私の実家があるのですが、そこの隣の敷地の建物を現在解体中です。
先日まで美容院が営業していたのですが、建て替えをするとの事で。
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私の母の話によると、一番初めは自転車店だったみたいです。
写真に「ミヤタの自転車、浜金商会」とありますね。
解体している中で隠れていた昔の看板が表れています。
何年前なんでしょう、50年前とか60年前とかになるのか。
その次はガソリンスタンドでした。
それは私の記憶の片隅にもあり、昭和シェル石油の貝のマークの印象があります。
私の子供の頃なので、35年前とかでしょうか。
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またその次はカフェでした。
バブル期に作ったカフェで、すごく流行っていて、いつもお客さんで一杯でした。
その看板が1枚目の写真にある「LIMOGE (リモージュ)」という文字。
またまたその後が現在まで続く美容院で、内装の白い部分がその名残りです。
解体時にこの建物の歴史の断片が随所に表れてくる状態が興味深く、写真に残しました。
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長崎の軍艦島はここ何年も人気ですが、あれは完全に廃墟美ですね。
廃墟に宿る美しさ、人の用途から解放され、朽ちていく最中の建築の純粋な姿に、ゾクゾクさせられてしまいます。
私が設計する建築もいつの日かはこのように解体される日が来ることを心にとどめ、新しい建築を生んでいきたいと思います。


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Top▲ | by kajinoryuji | 2018-05-18 16:12 | 建築と街 | Comments(0)
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