岡山の住宅PJですが、先日現場に行ってきました。
真夏の昼下がり、車も木陰に入れて現地調査です。
この敷地の魅力は、なんといってもこの隣地の緑。
街中ではまず得ることのできないこの豊かな緑を、田舎の郊外では存分に得ることができます。
さらにこの隣地は官有地であり、残余的な敷地であるため、永年この姿を留めることと思われます。
木陰にいると、山から吹き下ろす風が通り抜け、真夏といえども涼しい風を得ることができます。
この敷地は市街化調整区域の為、宅地として利用するには、造成+インフラ整備にお金が必要となります。
結局他の敷地を買うのと同程度の金額がかかることも想定されます。
しかし、この環境の豊かさを考えると、四方八方が住宅に囲まれた宅地よりも、この敷地の持つポテンシャルに強く惹かれます。
また敷地とは建て主さんのライフスタイルにも関係があるかと思います。
街の中心部で建物に囲まれながらも街の利便性を得たい建て主さんもいれば、郊外の伸びやかな敷地でアウトドアスタイルを満喫したい建て主さんもいらっしゃるかと思います。
お金という切り口も勿論大切ですが、その敷地だからこそ表現できる建て主さん自身のライフスタイルを享受できる敷地選びというのも大切かと思います。
丸菱建築計画事務所
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by kajinoryuji
| 2014-07-31 00:47
| 建築と調査
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