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onsaya coffee オンサヤコーヒー 奉還町!
岡山駅の西口から少し北にいくと、奉還町というエリアがあり、昭和レトロな商店街が残っています。
岡山は池田藩ですが、明治になり武士という職業を失職した士族たちが退職金にあたる奉還金を元手にこの地で商売を始めたのが奉還町商店街の由縁のようです。
戦後県庁が今の岡山工業高校に一時移転され、岡山駅と県庁を結ぶ位置にある奉還町商店街は岡山随一の繁華街でした。しかし1957年に今の県庁の場所に移転となって以降、郊外型のスーパーや、中心地の百貨店へとお客の流れは移り、奉還町商店街はさびれる一方。
そんな中、商店街を元気に盛り上げていこうという流れや、近隣の大学や高校と協働しながら、徐々に新しいお店が入ったり、イベントが行われたりと、今では逆にこのエリアがオモシロイぐらい、認知度が上がってきているようです。

岡山応援団としては、ではでは視察にいかねば!という事で、ふらりと街歩きをしてきました。
昔ながらの商店の間に、ちらほら若者がオーナーであろう洋服店や雑貨店、飲食店が入っている様子。
彼らの上手なところは、既存のお店の雰囲気をうまく引き継ぎ、それを味としてうまく新しいお店に使っているところ。内装を全撤去して、全く新築ピカピカの内装で新規に商売を始めるのはなく、つい先月までおばあちゃんが毛糸屋を営んでいたその雰囲気を残しつつ、うまくプラスアルファの改装をして、奉還町全体の昭和レトロな雰囲気を継承しています。
もちろん、予算的なものをあると思います。しかしそれだけではなく、あえて古めかしさを狙って、懐かしい雰囲気を楽しんでいます。

と、かなり前置きが長くなりましたが、その流れでフラッと入店したのが、表題にもあるオンサヤコーヒーさんです。これがナイスな雰囲気なんです。
これは新しく作ったの?それとも居抜きで活用して、ちょい改装ぐらいな程度なのか??
一階はそこそこ手を加えていますが、2階は半分くらいは昔のままなのか。
これをデザインするのもかなり難しいですょ。
この壁紙、どこで手に入るのでしょうか。この壁紙を選択するのは勇気がいりますが、全体の雰囲気に一番寄与していて、こうやってみると、ここにマッチするのはこの壁紙しかありえないとまで思えてきます。
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この開口部のデザイン。まず思いつきません。それにこの形をお客さんからOKとるのも大変です。
全部お任せだから好きにデザインしてね、信頼してるからさ、という間柄でないとできませんね。
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内部から商店街のアーケードを望む。レトロそのものです。
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アーケード側から正面をみた様子。一階のフロントサッシは全交換と思いますが、二階のファサードは特に汚れを落として塗装する訳でもなく、看板の跡とかみえつつ、そこに新しく看板つけています。二階の開口部角の丸みが何とも古めかしくていいですね!!
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例えば、こういうレトロ調のお店は東京にもあって、高円寺とか阿佐ヶ谷とかありそうですよね。
違いはというと、やっぱり地方は家賃が安いので、店舗の広さが広いんですね。
で、かといって席を沢山詰め込むわけでもなく、客相互の間隔が非常にゆったりしているところが特徴です。
こういうお店があるところが、数ある「地方の豊かさ」のうちのひとつだと思うのです。
Top▲ | by kajinoryuji | 2013-07-12 22:36 | 建築とショップ 岡山 | Comments(0)
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