先日倉敷にある
呉服屋はしまやに行ってきました!
倉敷で250年続く老舗呉服屋さんですが、広大な敷地内には、呉服屋・カフェ・家具屋・設計事務所、また近隣に
敷物店muni、息子さんがイタリア料理店
TRATTORIAはしまや、という具合に、呉服店を中心にいろんな方を呼び込んで、倉敷では有名な一角になっています。
普段もちろん呉服店に行く用事はありませんが、今回は、家具屋さんが呉服店の建物内でウェグナーの椅子の展示を行っており、訪問させて頂きました。
すごいだろうと思いつつ建物を見に行ったのですが、やはり想像通りすごい建物でした。
この軒上の看板と暖簾だけでも十分貫禄があるのですが、外壁は海鼠壁に、表側は商家の構え。
建物内では、ウェグナーの椅子と呉服とのコラボレーション。
一方はデンマークのもの、一方は日本のものですが、どちらも作り手の想いと力と時間の加わった密度の高いデザインなので、自ずと引き立ちあうものですね。
特に違和感がありません。
右手のガラスは、150年前のドイツ製の吹きガラスとの事。ゆがみのある像が時代の重みを感じさせます。
こちらは中庭に鎮座する推定樹齢250年のさつき。
メディアにもよく取り上げられているようですが、現場で拝見するととんでもない貫禄があります。
建物もさつきも一緒ですが、これを長年手入れをして維持してきているのがすごいですね。
暗い室内から見ると、中庭でさつきが煌々と輝きます。
座敷の本床の様子。
床框は蝋色漆に床は畳。左には金箔紙貼りの天袋に違い棚。地板は銘木に拭き漆か。
佐賀錦の襖と、muniのカーペットとウェグナー。
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by kajinoryuji
| 2013-07-10 11:53
| 建築とショップ 岡山
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