自転車店舗改修ですが、ヘルメットをディスプレイする棚をつくりました!
4段になっていますが、1段ずつバラバラですので、好きな方向にして重ねたり、重ねなかったり。丈夫ですので、時には一つずつイスにもなりますょ。
4隅にある角材は、木造の壁や天井の下地(野縁)等に使う下地材で、通常は仕上げ材の裏に隠れて見えなくなる材ですが、4隅で強度を確保しつつ、それをデザインに取り入れています。
こちらは、イス。
RC造や鉄骨造の内装工事の壁下地となる、スタッド(軽量鉄鋼製の間柱)を骨にして板を両面から留めています。こちらも通常は壁の裏に隠れてしまう下地材を逆に表現材として転用しています。カウンターも同じ作りで製作していて、呼応した形としています。
広く流通していて職人さんも扱い慣れている下地材をうまく活用して、コストを抑えながらも新しいデザインができればと考えています。
また、店舗の既存の天井を取り払っており、空間・家具共に全体として通常隠ぺいされるはずの「裏の空間」を表に見せるというコンセプトで通しています。
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by kajinoryuji
| 2011-02-23 09:29
| 建築と家具と椅子
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