土地を購入する時、住宅を建築する時、周辺の建物による影響度合いは気になりますね。
例えば日照、例えば騒音、視線、距離、緑の有無、交通量の大小などなど。
不変のパラメーターもあれば、可変するパラメーターもありますね。
日照、騒音、交通量などは時々刻々変化しますね。
騒音は音量を測定すればよいですし、交通量は交通量調査がありますね。集合住宅の改修では住戸間の遮音の問題とかで測定しますね。それによって壁や床の仕様を決めたり。交通量調査は、商業建築を計画するときは、大規模小売店舗立地法で交通量調査が必要となったり、普通にマーケット調査として活用しますね。
前置きが長くなりましたが、今日は日影図を作成しました。
365日変化する太陽の動きと、周辺建物の位置関係から、当該計画建物への日照・日影の状態を図として落とし込む作業です。
中央の計画建物に対して、周辺の住宅からの影がどのように落ちるかを示しています。
近所に高めのマンションがあるだけで、そこからの影はかなり影響してきます。
図では右下に高いマンションがあります。
細部を拡大してみると、周辺建物と建物のすき間からある一定時間のみ直射光が計画建物に届きます。時間の経過に伴い、次第にその場所はまた影となっていく様子がこういった図面でシミュレーションすることができます。
Top▲ |
by kajinoryuji
| 2010-12-17 19:28
| 建築と調査
|
Comments(0)