篠原一男 直方体の森 模型！

引き続き「直方体の森」。
今日は模型編！
学生Tさん作成の模型を撮影させて頂きました。

外観は実物通りですが、２Fの窓のセットバックした形態はなかなか普段はしない形ですので、新鮮です。

屋根をとって俯瞰した状態。
中央上部がエントランスホールで、２層吹き抜けの細い矩形を経由して中央下部の居間へと至るのがメイン空間。1F左側がキッチン・トイレ等の水廻りの諸室。1F右側に１室。
ホールの両サイドからそれぞれ２Fへ上がる階段があり、左右対称に室が１つづつ。
全体は古典的にシンメトリーに構成されていますね。

居間からホールを見た様子。奥のホール上部にはトップライトが象徴的に配されています。
廊下幅を極度に絞って天井高さは高く、劇的な空間を演出しています。

あくまで当初は個人住宅として設計されています。今では美術館ですので、確かに美術館っぽいですが、これが個人住宅であると考えると、特異な形態ですね。
リビングの上部は窓なしの「矩形の空間」が漂うのみで、空間・ボリュームのみを直方体で体感する感じです。