先日の青木工務店さんで、製作中のフラッシュ戸をみせてもらいました。
フラッシュとは「平らな・同一面の」という意味で、平らな戸のことで、家の中の引き戸や、収納の扉に使われているものです。
戸の裏表表面は、無垢の木や合板を使い、内側は芯材として様々な木を様々な向きで接着させて方向性をなくし、それを芯としています。
木は乾いたり湿度があったりするとソルのが特徴ですね。
芯となる材が単一の木でできていると、内側から反ってしまうのですね。
ですので、いろんな方向性のある木を接着させて「反る」方向性を打ち消した芯材を作る必要があります。
↓これは芯材を接着させ固めている様子。
芯材の断面のアップ。これを芯の幅に切断して使います。
戸は引いたり開けたりするので、無垢の材をそのまま使うと重かったり、もちろん値段も高くなります。軽量化する目的もあって、このような作り方をしています。
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by kajinoryuji
| 2010-03-16 09:53
| 建築と材料
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