とある新規案件はじまりました。
まずはラフな図面をもとに、模型で検討はじめました!
住居系の用途地域では、一種・二種・三種という、3種類の高度地区というのがその場所場所に応じて設定されている場合がありまして、ざっくり言うと、第一種高度地区では北側の隣地境界線から5m立ち上がり、x:y=1:0.6の勾配で規制ラインがかかり、そのラインより高くは建物を建てることができないんですね。一次関数で表記すると、Y=0.6X+5 (m)です。
この規制ラインがかなり、建物規模・高さを制限してしまうのですょ。
だから、町を歩いてきょろきょろ見てもらえれば、屋根がざっくり三角にトンガッタものとかありますよね。あれは大概、この斜線で切り取られているんですよね。
設計サイドとしては、この制限に対してどういうスタンスをとるかという話もあるんですね。
素直に斜線に切り取れた屋根形状とするか。または斜めラインを見せないように、階段状にコキコキと水平垂直に分解していくか・・などなど。
今回の敷地は南北に短く、東西に長いため、ガッツリこの斜線の影響を受けてしまいます。
ですので、土地購入を考えている方々は、目に見える土地の状況だけでなく、こういう制限も多々あるので事前に建築士さんに土地の相談をした方が宜しいかと思われます。
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by kajinoryuji
| 2010-02-26 22:00
| 建築と模型
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