住宅を建てるにはまず土地が必要ですよね。
例えば3F建ての家の広さが欲しくて、土地を探し始める
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いい土地を見つけた
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土地の概要には、価格の他に、なにやら用途地域・建蔽率・容積率・高度地区・法22条地域。。。。とか書いてある
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記載内容はよく分からないが、その土地からの眺めがとっても魅力的なので買った
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住宅を設計してくれる人を探す
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見つけた設計士さんにその土地見せたら、「残念ながらここでは3F建てはできませんね、高さ的に2Fまでですね」と言われた。
という事が起こりえます。
何故でしょうか?例えばこの敷地では高度斜線というものが設定されていて、北側から5m立ち上がり後、1:0.6の勾配で斜線制限があったりするんですね。そうすると、おのずと、3F建ての高さは頭打ちとなって、2Fぐらいまでしか建てられないということが起こります。
今回は極端な例を挙げましたが、それぞれの土地において色々な法的制約があります。
そこで提案したいのが、「土地を買う前段階から建築士さんに相談を始める」ということです。
めぼしい土地を見つけたら、それをお目当ての建築士さんに情報流して、「この土地どうでしょうか」と相談をする。そしたら建築士さんは、この土地ならこれぐらいの規模で、こんぐらいの価格で、こーんな家が作れますよ」と回答してくれます。相談された建築士さんサイドでは、ある程度の調査量・時間が必要となるので、いくばくか有償で行うのがよいと思います。
それが自分たちが思い描いている規模や価格と大きく外れているようなら、その土地はあきらめたほうがよいかもしれません。
靴屋で思わずいい靴みつけて衝動買いしたものの、家で履いてみたら足がはいらないようなものです。
土地の購入は慎重に、よき相談相手(建築士さん)を見つけましょう。
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by kajinoryuji
| 2010-01-09 22:48
| 建築と法規
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Comments(2)