先日、柏に行ってきた。
プランテックに勤務時、事業主の収益性の確保の分かりやすい指針として「貸床面積の確保」と、設計提案サイドとしての「”ハレ”の空間作り」とは、必ずいつも真っ向から対立する要素でした。商業建築の場合、容積率を高めながらも商業としての”みせる”空間を確保しなければなりません。
その折り合いの付け方の上手な手法が
柏駅ステーションモールにあるのです。
上下をつなぐエスカレーター空間は通常、平行配置で、吹き抜けを作るか作らないかのどちらかなのですが、ここではほんの少し互いに角度をつけてランダムに積層させることによって、最小限の面積で最大限の吹き抜け効果を得ているのですね。かなりダイナイックです。
おそらく今後この手法を模倣した施設ができることでしょう。
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by kajinoryuji
| 2009-11-29 02:00
| 建築と名作見学
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