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<   2014年 08月 ( 6 )   > この月の画像一覧
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事務所リノベーション(岡山市)写真!
弊社事務所の建物は、元々酒の小売店舗です。
今は店頭販売は行っておらず、叔父が配達のみをしています。
荒れ放題に荒れていた店舗内を片づけ、半DIYで、設計事務所兼店舗となっています。
打合せテーブルは、鉄工所に直接図面を持ち込んでフレームを作ってもらい、自分で塗装した天板を取り付けています。
まだ手つかずの倉庫部分等ありますが、そこは今後順次手を付けていく予定です。
丸菱建築計画事務所HPのWORKSにも写真をアップしました。

丸菱建築計画事務所
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下は2点はある程度片づけをした後のbefore写真です。
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Top▲ | by kajinoryuji | 2014-08-30 11:58 | 建築と丸菱 | Comments(0)
今は亡き建物達!-2 同潤会大塚女子アパートメント
昨日に引き続き「今は亡き・・・」シリーズ。
文京区茗荷谷駅前に「同潤会大塚女子アパートメント」という建物がかつてありました。
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これまた1930年生まれで、関東大震災復興として都が建設した一連の同潤会アパートメントの一つであり、当時の最先端設備を備えた女性専用ハイソ・ハイクオリィティマンションでした。
それが都によって土地売却されることとなり、世間では市民団体による保存運動や日本建築学会からの保存要望書提出等行われていました。
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保存・再生の目的として、女性を中心とした市民団体は、女性の社会進出(ウーマン・リヴ)を象徴する建物である、日本建築学会では、建築史上重要な建物であるとの事。
その頃ちょうど2001年に石原都知事による「ババァ発言」が物議を醸したりしていた時期でもあり、都としては重要度は低い建物であるとの認識があったのだろうか。
当時学生であった私は、保存・再生運動の一端に加わっていたのですが、結局2003年に解体され、跡地にはマンションが建ったとの事。
社会の論理・市民団体の論理・所有者の論理・学会の論理いろいろありますが、現状の日本では、結局所有者の論理には絶対誰も勝てないって事を肌で感じました。
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Top▲ | by kajinoryuji | 2014-08-19 09:46 | 建築と文化 | Comments(0)
今は亡き建物達!-1 食糧ビルディング
建物は、通常完成したときは、大々的に祝福され、お披露目されてこの世に生まれてきますね。
有名建築家の建物ともなると、雑誌等こぞって取り上げ注目されます。
でも、解体されるときは、いつの間にかあっという間に囲われて取り壊されていきますね。
忽然と街に空き地が現れ、「あれっ、この場所ってどんな建物が建っていたっけ?」みたいな空虚感に襲われます。とても寂しいですよね。
人に置き換えてみると、人が亡くなった時はお葬式しますよね。町内会の回覧板に告知したり、時には新聞に告知を出したりして、最後に故人と対面して、亡くなったことをきちっと認識する儀式。
そういう、最後のお別れの儀式みたいなのが、建築にあってもいいんじゃないかと思うのです。

その好例を、2002年にですが、体験することができました。
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食糧ビルディングという建物ですが、1923年の関東大震災復興として1927年に建てられた鉄筋コンクリート造の建物で、東京の廻米を扱う問屋市場として使用されてきました。近年はギャラリー等が入居し、アーティストの発表の場として利用されてきました。
その建物が75歳を迎え、解体されることとなり、そのお別れパーティとして、「EMOTIONAL SITE」と名付けたアートイベントにて最後の対面の機会がありました。
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ヴォールトの連続が特徴的な中庭形式の構成です。
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紙吹雪が舞った瞬間、何とも言えない深い感慨にひたりました。
こんなに大勢の人たちに集まってもらい、最期を看取ってもらえた建物はあまりないのではないでしょうか。
どんな建物でも街にあるものは、人にとって外部記憶装置みたいなものですよね。その装置がある日突然解体されたら、突然記憶喪失になるようなものじゃないでしょうか。
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Top▲ | by kajinoryuji | 2014-08-18 00:17 | 建築と心 | Comments(0)
ライフコンサルタント岡山さんのセミナー情報!
お世話になっている税理士吉田宏展さんをはじめ、ライフコンサルタント岡山さんの連続セミナーが開催されます。相続税の試算会、エンディングノートの書き方、相続・保険の基本について、3回に渡って解説があります。人気のセミナーですので、早めのご予約をおすすめします。
詳しくはライフコンサルタント岡山さんまで。

丸菱建築計画事務所
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Top▲ | by kajinoryuji | 2014-08-11 20:13 | 建築とお金 | Comments(0)
岡山 東湖園の最期に際して思うこと
岡山県建築士会の会報誌に寄稿させて頂きました。
岡山市には東湖園という江戸初期に作られた小堀遠州流の回遊式庭園があります。
個人所有でしたが、昨年末閉園し、今年からマンション建設の工事に向けて、庭や建物の解体が始まりだしたところです。
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ご存知の方も多いと思いますが、2013年12月より閉園していた門田屋敷の東湖園の跡地活用として、先日マンション計画が発表されました。
非常に残念に思っている方も多いのではと思います。
いつもこのような話を聞くのは、壊される直前の最後のタイミングが多く、メディアでは取り上げられますが、現実的には救う術がありません。
多くは所有が変わってしまっており、手の出しようがなく、また多くは開発目的で取得している為、土地に価値があり、建物の文化的価値には興味がないようです。
特に私達が動かない限り、このような事例は、今後も岡山で続くのではないでしょうか。
このような貴重な建物を守るにはどのようにしたらよいのでしょうか。
私は次の2点が重要なのではと思っています。
1点目は、多くの人達に利用してもらう建物であること。公共の建物に限らず、民間の建物であっても同じで、人々に愛され使われ、そこで様々なイベントがあり、多くの思い出が育まれ、建物と共に人々の日々の生活がある、そんな旧友のような懐かしさの感じられる建物でいられたならば、最期を迎える前にきっとみんなが壊されないように動いてくれるのではないでしょうか。
いかに多くの人々の心・記憶と共に過ごしてきているかが重要です。
2点目は、所有が誰かという話があります。民間の所有であれば文化財等の登録による規制がない限り、市民や行政は結局手を出すことができません。
1点目をクリアしたとしても2点目で結局手が届かなかった建物は数知れずあります。2点目を解決する一番単純な方法は、行政が買い取るという形があるかと思います。
文化財と認め条例等に従って所有を公共に移すことによって、最悪の事態を回避するというケースはあるかと思います。
また、別のアプローチ方法としては、現所有者と良好な関係を築き、頻繁に交流を継続していく中で、存続が危なくなる際には、保存・改修を前提に購入を考えてくれる新オーナーを見つけて紹介するなど、活用方法を一緒になって考えていくやり方もあるかと思います。
特に気を付けなければいけないのが、近現代の建築かと思います。その文化的価値判断がまださほど確立されていない為、所有者・行政・市民共にその建物の重要性に気づいていないケースもあるかと思います。
そういう近現代の建築について、現所有者と力を合わせ、人々に存在を広めたり、積極的にイベントを仕掛けたりして、建物を知ってもらう、建物を使ってもらうことが必要なのではと考えています。
その活動を岡山県建築士会として行うのも一つの方法ではないでしょうか。
気づいたら岡山にある近現代の名建築がなくなっている、そんな日がいつか来ないように、今のうちから動く必要があるようです。

丸菱建築計画事務所
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Top▲ | by kajinoryuji | 2014-08-08 16:31 | 建築と文化 | Comments(4)
建もの探訪 葉山A邸の放送内容!
関東エリアでは7/25の放送でしたが、近畿エリアや岡山では8/1、8/2の放送でした。
担当者として携わった住宅がこのように全国放送で紹介してもらえるのは、とてもうれしいものです。
早速番組を振り返ってみました。

オープニングから。
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「構造現しの天井。その下のカラフルな色使い。」うまい語りです。
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「街に溶け込むシックな外観。思わず楽しくなるカラフルな内装の家。」
確かにうまくいい当てています。当事者ですとなかなか素直に客観的視点で語れないのですが、
客観視すると、確かにこのフレーズになりそうです。
早稲田の建築の大学院出身でもある小田和正さんのハイトーンボイスが気分を高めてくれます。
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落ち着いた焼杉板の外観が見えてきます。
手前に見えるシンボルツリーも大きくなってきています。
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ついに渡辺篤史さんがインターホンを押します。
玄関周りはレッドシダー張り。玄関扉も同じ材を使用しています。
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二階の左側は浴室の横長窓。二階中央は階段に面する窓。その右側はダイニング上部の窓です。
道路斜線ぎりぎりまで軒を張り出しています。
海に近い敷地の為、風が強く、雨の時には横殴りの雨となる為軒は可能な限り伸ばしています。
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右手にはベランダが見えています。ベランダ上部の屋根端部は紹介されていませんが、
技術的には複雑な形状をしていて、現場では大工さんが苦労した個所です。
しかしそこは技術力のある職人を抱える青木工務店さんとしては、問題なく工事をしてもらえます。
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玄関に入って見上げた様子。屋根形状がそのまま見える垂木現しの天井が見えています。
立体的な縦方向の空間に様々な色が目に入ります。
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高さを最大限に表現できるこの階段廻りの空間は、さすがに渡辺さんも饒舌に語ってくれます。
「配色の妙。ハイサイド高い所の窓から光を頂いて、一日のうちの光の差し方の変化を、玄関にして楽しめる」
なるほど、味わい方が本当に素晴らしく、言葉として表現する力が高いです。
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「ちょっとまだ見ないで」というセリフの時のポーズです。
メインのLDK空間を右手に感じながらも、そこを見る前に左側の感想を、というシーンです。
この少し前では、手すりへのコメントがさらりとあります。
手すりの図面もかなり時間を費やしましたので、ちょっとしたコメントではありますが、うれしいものです。
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きました!最大の見せ場で、最大の表情をして頂けます。俳優です!
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「天井ね、素朴な感じがしますね。支えの部分がリズムを出していますね」
モダンになりすぎない、懐かしさ、素朴さを出したかったので、うまく表現してもらえました。
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「構成の美しさ、というのがありますね」
柱梁のグリッドに構造美が表現されています。
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渡辺さんに誘われてキッチンへ移動。
奥様こだわりのモザイクタイルに注目します。
カウンターに仕込んだ小棚や間接照明にコメントが入ります。
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多機能を備えたキッチンカウンターに、さらに話が深まります。
奥様から、どのような要望を伝えたかを上手に語って頂けます。
それを何度も事務所で図面作成した日々を思い出します。
設計者として一番うれしいのは、作成意図や気配りした結果の形をうまく活用して生活に使って頂けていると、うれしいですね。
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このように調味料の容器がちょうどうまく納まっていると、したりと思ってしまいます。
この後奥様による「いかに使い勝手の良いキッチンなのか」を語って頂けます。
奥様の身長を考慮した天板高さ設定や、フルタイムで働く奥様の労力をいかに軽減した
各種設計なのかをアピールして頂けました。
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この壁の先300m程行くと、葉山の海が広がります。
海に近い家と思うと、この色使いも納得です。
落ち着いたトーンの中にも、楽しさがある、幸せな雰囲気です。
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デザイナーであるご主人がデザインした商品が並びます。
右端はシェリーですが・・・
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そのシェリーを飲みます。
お酒を味わう時の表情も、深くて多彩です。
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「至福の時っていうのを簡単に使ってもらいたくない。こういうのを至福の時っていうのね。実にうれしいね。」
とコメント頂きました。
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このあたりが施工が難しい箇所です。敷地形状に沿って建物の壁が内側に入ってきつつ、
壁とぶつかる屋根面は切妻なので、両者の接線は斜め上に上がっていきます。
そこに垂木が落ちてきて、その角度が・・と、色々実はやっかいな場所です。
でも、出来上がった姿はそんな大変さも見えずに、すっきりきれいに見えています。
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二階のベランダから外を見ると隣の緑や山の緑が見えます。
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ふと下を見ると、一階のウッドデッキに愛犬ペロがこちらを見上げています。
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キチン横のパントリー。こちらも奥様のご要望です。収納量たっぷりです。
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パントリーがあるおかげで、オープンなキッチン側はすっきり片付きます。
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後ろに見えるトースターやコーヒーメーカーなど、棚に置くことになる調理家電のサイズや数をヒアリングして、棚の長さやコンセント位置も細かく設計しています。
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キッチンからダイニングとリビングをみた様子。
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奥様専用の家事エリア。L型カウンターに、下部キャビネット、上部に棚を設えています。
奥にはこれまた隣の緑が見えるように窓があります。明るく開放的な家事室です。
カウンターには直径4センチ程度の穴を開けてあり、カウンター下のコンセントから机上のPCに配線ができるようにしています。
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左手には全面コルクタイル張りの壁があります。プリント類をピン留めできます。またインターホンや各種モニターやスイッチ類はここに集約しています。
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洗面所には楽屋にありそうな女優用照明を付けています。ここのタイルもキッチンのタイルと同じです。
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一階の子供部屋は最低限の広さになっています。将来は、隣接する子供部屋の壁を取り払って一つの大きな部屋に変更することができるように仕込んでいます。
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主寝室です。左手の建具類は、床から天井まで合板素地で統一して、一方右手は落ち着いた紫の色になっています。右側は道路側なので、窓は高い位置にして、通風と採光を目的としています。
正面奥はウッドデッキ。
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平面図です。
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「葉山の海にほど近く、S字に蛇行した路地からセットバックした位置に建っているんですね。外観は木を焦がした落ち着いた茶色、中に入って配色がいいですよね、楽しいです。そして、中央に奥さん願っての、多用途のスペースなのですけど、魚をご近所でいい魚を獲得できますから、さばける装置ですね、パントリー近くにありということです。なんといってもこの切妻の天井の形、実に高くて、そしてまた海風が入ってきますから心地よい、この風を理解しつつの建物作りだったのでしょうね。お子様たちも芸術を愛し、そしてまたペロがかわいい、なんとも理想的な佇まい、家族でした。」

丸菱建築計画事務所
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Top▲ | by kajinoryuji | 2014-08-04 00:16 | 建築とメディア | Comments(0)
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